効果的な勉強法①学ぶ
勉強法をパート分けすることに意味はないかもしれませんが、私はそれが上手くいったと思っているので、紹介します。
その一つ目は「学ぶ」です。
私は、知らないことを始めて見聞きすることを「学ぶ」と呼んでいます。
私は行政書士の勉強を始めた時には、科目についてほとんど何も知りませんでした。独学の後で通信講座を始めた時にも、講義のDVDを見るのは初めてでした。なので、今回の行政書士の勉強では、講義のDVDを見ることが最初の「学ぶ」に当たりました。
DVDはテキストとリンクしているので、人によってはテキストを先に読むかもしれません。どちらでも良いのですが、新しい知識に触れることです。
「学ぶ」時は、とても集中力が高いのではないかと思います。興味や好奇の気持ちで取り組みますから。その場合の勉強法は、メモをとったり、テキストに印をつけたり、初めて聴く言葉を口に出して言ってみたり、というのが効果的でした。黙って聞いているよりも、より深く入り込むことができます。法律用語は、ほとんどが普段接することのないものばかりなので、聞いているだけでは耳を素通りしてしまいます。
もう一つ、「学ぶ」時に重要なのは、静かな場所でやること。ノートの真っ白なページを開けて身構えてDVDを受講しました。テレビはつけないし、音楽もかけない。DVD に登場する先生とわたしの二人きりの状態をつくって、頭も目も耳も、全てモニターに集中させるのをルールにしていました。
これは私だけではないと思いますが、同じものを何度も見るのは嫌いな人が多いでしょう。同じ本を何度も読んだり、同じ番組を何度も見たり、同じ場所に何度も行ったりすると、面白さを感じなくなってきます。普通は新しいものほど興味がひかれやすいですよね。
「学ぶ」も同じことで、“はじめて”というのは一度きりです。二度目は少し飽きますよね。だから、とりあえず一回見るか、という気持ちで見てしまわないように気をつけました。できることなら、一回で全ての知識を吸収するつもりで見ていました。
もちろん、一度見ただけで行政書士試験の内容を覚えるのは不可能です。好き嫌いに関係なく、繰り返し見て読んで勉強することになります。だから、これはあくまでも精神論の話かもしれません。でも、どんな場合も、とりあえず、という気持ちを持たずに真剣に取り組みたいと思っていました。
会社を辞めずに勉強しようと決めたとき、自分の時間が犠牲になるのはわかっていました。だからこそ、できるだけ集中したいと思っていました。勉強しようと思って時間をとったら、しっかり勉強しなければなりません。そうでなければ、行政書士になんてなれないだろう、3度目の挑戦にして、ようやくそこまで考えることができるようになりました。
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