行政書士の基礎知識
■庶民の味方!? 一番身近な町の法律家
例えばあなたが、ラーメン店を開業したいと考えているとしましょう。長年研究を重ねた味には自信があるし、不動産屋さんで店舗に最適な物件も見つけました。内装やイス、テーブルなど店舗に必要な物品も手配しています。
さて、営業の許可はどこでもらえばよいのでしょうか?
そんなときに、気軽に相談に乗ってくれるのが行政書士です。
行政書士は、飲食店の開業や会社の設立、建設業や産業廃棄物業の営業許可が必要な場合などに、依頼主に代わって書類を作成したり、その書類を役所に申請したりといった業務を行います。もっと身近なお仕事もあります。自動車の車庫証明や、相続・遺言に関すること、各種の契約書の作成などもあり、細かな書類も含めると、数千から1万種類もの書類の作成を行うと言われています。
主な仕事の内容は以下のようになります。
- 会社の設立
- 建設業許可申請
- 風俗営業許可申請
- 産業廃棄物業許可申請
- 飲食店許可申請
- 自動車関連
- 外国人のビザ申請
- 交通事故損害賠償請求
- 相続、遺言関係
- 各種契約書の作成
行政書士の仕事は、単なる書類の代書屋の枠を超え、依頼主の利益を守るために法律や条令の知識を駆使して奮闘する“一番身近な町の法律家”なのです。
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