4月, 2014

試験の難易度を理解する

行政書士に合格するためには、まず試験内容を理解しなければなりません。そして、試験の内容を知るということは、その試験がどれくらい難しいのか、つまり難易度を知るということです。
どのくらいの難易度が分からず勉強しても、対策のしようがありません。

そこで、まずは行政書士試験の合格率を見てみます。

  • 平成16年度 → 5.33%
  • 平成17年度 → 2.62%
  • 平成18年度 → 4.79%
  • 平成19年度 → 8.64%
  • 平成20年度 → 6.47%
  • 平成21年度 → 9.05%
  • 平成22年度 → 6.60%
  • 平成23年度 → 8.05%
  • 平成24年度 → 9.19%
  • 平成25年度 → 10.10%
この数字を見れば、誰もが感じると思いますが、行政書士は難易度の高い試験です。

行政書士試験は、よく「合格率よりも難易度が高く感じない」と言われますが、それでも合格することが難しい試験であることに変わりません。

考えてみてください。
合格率が最近10年の平均で約7%です。
合格率が1桁台の試験に簡単に合格することができるのでしょうか?
しかも、平成17年の試験に限って言えば、合格率は2%台です。

その2%台の合格者の中に入るには、人よりも優れた教材で、効率良く学習しなければいけないのです。
つまり、普通に勉強するだけでは、行政書士に合格することはできないということです。
しかし、多くの方は普通に勉強しようとしています。
もっと分かりやすく言えば、独学で勉強しようとしているのです。

はたして、あなたはそれで合格できると思いますか?

もちろん、あなたが学生時代から法律を学んできて、成績優秀な方ならば、合格できるかもしれません。
しかし、そんな人は少ないですし、多くの方は、知識がまったくないところから学習をはじめなければいけないでしょう。
それで合格するには、本当に効率よく学習するか、長い時間を使って勉強するか、どちらかしかないでしょう。

このサイトは、どちらかというと独学で勉強する方のためのサイトです。私が経験した独学での学習について書いていきたいと思っています。
しかし現実には、行政書士試験に不合格になるほとんどの方は独学です。私もそうでした。
そうした現実も理解したうえで、攻略法について学んでください。


>>圧倒的な合格率を実現する勉強法

失恋から始まった行政書士への道

私の合格体験記をご紹介します。とはいえ、2回も失敗しているので、もしかしたら「不合格体験記」と言ったほうが良いかもしれません。失敗したからこそ分かることをたくさん書いていきたいと思いますので、参考になるはずです…


実は、私が行政書士になろうと思い立ったのは、失恋がきっかけだったんです。話すと長くなりますが…話します(笑)

私は都内の私立大学を卒業後、大手の銀行に就職して、窓口業務の女子として普通のOL生活を送っていました。その当時つきあっていたのが、失恋の相手、3つ年上のKさんでした。Kさんは国立T大卒のエリートで、営業部きっての美男子、小栗旬に似た雰囲気でした。
元彼をこんなに良く言うこともないんですが…(笑)
そんなKさんなので、もちろんライバルはたくさんいました。支社内はもちろん、他の支店からも、取引先からも合コンの誘いがいっぱいきていたそうです。私も最初から憧れていました。

そして突然。社内の忘年会の帰り、Kさんから「このあと、時間あるなら一緒に飲まない?」と誘われたんです。驚きました。でも、もちろん私の返事は決まっています。Kさんが連れていってくれたお店は、壁一面にライトアップされた熱帯魚の水槽がある超オシャレなバーでした。素敵な雰囲気のカウンターで、Kさんは2万円(!!)もするカリフォルニアの赤ワインと、ブルーチーズを注文したのを覚えています。その赤ワインは初めて2人で飲む夜にピッタリなとても芳醇な香りでした。間近で見るKさんは私が思っていた以上に美男子で、話もとても楽しかった! 
こりゃ、相当のモテ男だなと確信しました。
でも、私はこのとき計算もしてたんです。あの金額の赤ワインを注文してくれるということは、たぶん私に本気。だってKさんの給料は手取り約30万で、一人暮らしだからそんなにお小遣いもないはず! なんて…
 
その後も誘われて、4回目のデートで念願の「交際申し込み」をゲット! それからの2年間は、仕事もプライベートもまさに順風満帆でした。お互いの両親にも挨拶して、半年後の6月に結婚式、というところまで話は進みました。

でも、ここから失恋話に転落していくんです…

彼の浮気発覚と婚約破棄

彼の様子がおかしいと思ったのは、結婚式の3ヶ月前でした。
そのころ、すでに私と彼はマンションで同棲していました。式の準備で忙しかったんですが、彼は休みの日には「友達と約束があるから」と、一人で出かけることが多くなっていました。はじめは、(結婚したら、友達と遊ぶ機会も減るから、仕方がないか…)くらいに思っていたんですが、休日だけでなく、平日も帰りが遅いことが多くなっていきました。

そしてある日、夜中に帰宅した彼がベッドに入ってきたとき、ぷ~んと香水の匂いがしたのです。
しかも…
(この匂いはどっかで嗅いだことがある! あっ! 隣の席のY子だ! でもまさか・・・。嘘でしょ…)

すぐに彼を問い詰めました。すると「さっき、駅でY子ちゃんに会ったんだ。Y子ちゃんひどく酔っ払っていたから、家まで送り届けただけ。それ以外は本当になにもないよ。明日は大阪出張だからもう寝る」。
と言って、私に背を向けて寝てしまいました。彼のことは信じたいけど、Y子は生粋の愛人気質だし、“狙った男は必ず手に入れる”と豪語しているほどで、社内でも何人も騙された人を見てきました。
これはもう怪しいに決まっています。

気持ちを落ち着かせようと、ソファに座り、赤ワインを飲み始めたそのとき、テーブルの上にある彼の携帯に目が留まりました。
まぁ、なんて無防備に置いていることでしょう。私はすぐに受信メールをチェックしましたが、Y子からのメールはありません。そして彼が送った形跡もありません。
何かがおかしい。私に見せるために用意されていたような…
そこで私はカマをかけてY子にメールしてみることにしました。
「今日は楽しかったよ。さっき家に着いた。明日、大阪から帰ってきたら会おう。レストラン○○の個室を予約しておくね。明日は大事な商談があるから7時に直接店で」と。
前もって大事な商談って言っておけば、Y子の方から連絡することはないはず。もちろん送ったあとは、履歴を消去しておきました。

そして次の日、レストランで待っていると、Y子が現れたのです。やっぱり…
「なんであんたがいるのよ!」
「あのメール私が送ったの。今日、彼は来ないわ。やっぱりあなた彼と浮気していたのね。どういうつもりよ!」
「なに寝ぼけたこと言ってるの。彼にとってあなたの方が浮気相手。彼は私の高校の先輩で、私たちはずっとつきあってたの! あなたが邪魔したの!
ねぇ、知ってる? なんで彼はあなたと結婚するのか」
「・・・・・・」
「それは、あなたが代議士の娘だからよ。それ以外なにもないわ。これだから苦労知らずのお嬢様はバカなのよ!」
最悪です。自分からカマをかけて、彼の浮気がわかって、私がY子を責めるつもりが、逆にこんなことに。

自宅に戻り、彼を問い詰めると、Y子のことを認めました。
しかも、彼は本当に私と結婚して代議士になるつもりだったんだそうです。
そして最後に言われました。
「お嬢様は気楽でいいよなぁ。俺なんて家が貧乏だったから、勉強していい大学に入ることだけが生きがいだったもん。代議士になれなくてガッカリだよ」。

もう、強制終了です。あと1ヶ月で結婚式だったのに…

独学で行政書士試験に挑戦!

確かにKさんとY子の言うとおり、親のコネで入社した会社です。私は本当に“気楽なお嬢様”だったんです。

何かやらなくては! 自分で仕事をしたい!
そうだ、ずっと働ける資格を取って、あいつらを見返してやりたい!

そんな思いで、いろいろな資格についてインターネットで調べました。
そこで目にとまったのが「行政書士」でした。難しい資格だから、私が合格したらみんな驚くだろうし、なにより独立して自分で仕事をしていける。これをとって会社を辞めようと決心しました。

次回の試験までは約半年、本屋さんにいって参考書を買ってきて、勉強を始めました。
法律知識ゼロの私は、まず入門書から始め、法律の専門用語に慣れてから、基本の参考書に入りました。そして過去問の演習に取り掛かり、間違えた箇所や暗記が十分でないところは、また参考書に戻り復習、という流れ。
試験の1ヶ月前に模擬試験を受けようと思いましたが、まだまだ準備は十分とは言えませんし、ここで悪い点数だと落ち込んでしまうと思い、模試は受けずに本試験日を迎えてしまいました。

結果は…ボロボロでした。
試験日まで勉強が足りていないという不安を消すことができず、それが結果として出たのです。

(やっぱり中途半端だった。でも悔しい、合格するまでやり続ける。ここでやめたら、私の人生なにも変わらないじゃない!)
と、再チャレンジを誓い、さらに新しく参考書を10冊ほど購入しました。
そしてまた勉強を続け、2年目の試験。その結果も…また不合格でした…

勉強を始める前にすべきこと

2回目の不合格に直面しても、私の決心は変わりませんでした。
でも、このまま独学で同じ勉強方法を続けていても、ずっと合格できないんじゃないかと感じました。まず、勉強方法から見直さないとダメだと。

もう一度インターネットを使って勉強法を調べるところから、3年目の挑戦を始めました。
どうすれば受かるのか。教材について検索すると、独学は難しいから、予備校に通うか、通信講座を受講するか、どちらかにしたほうが良いという意見が圧倒的でした。
予備校については考えたことがありましたが、会社を辞めないと通えません。合格するまでは会社は辞めたくなかったので、あきらめていました。
でも、通信講座については全く考えていませんでした。一度調べてみようと思い、見つかった通信教育の会社10社ほどについて、学費、教材の内容、フォロー体制、各講座の標準学習時間などを比較しました。ほとんど聞いたことのない会社ばかりだったから、それくらいやらないと何が良いのか、何が違うのか、わかりませんでした。

その後、良さそうな数社に資料請求をしました。資料が届くのを待つ間は、口コミをチェックしました。普段はあまり口コミは信用しませんが、行政書士については相談できる友人もいないので、自分の力で良し悪しを見極めなければならないと思いました。
資料が届いて、口コミもチェックして、行政書士の勉強のことや通信教育の会社について詳しくなりました。こんなにたくさんの通信講座があり、それぞれ特色のある教育を提供しているということに少し驚きました。こんなにニーズがあるということは、私のように独学で失敗している人がたくさんいるということなんでしょう。

送られてきた資料を比較して、私はフォーサイトという会社に決めました。

教材は、テキストのほかに、DVDとCDがついています。教材の内容は、講座選びの決め手になった項目のひとつでした。

3年目にしてようやく準備が整ったような気がしました。独学で勉強していたときとは全く気持ちが違います。
後は勉強するだけ、というような安心感を持ちました。独学だと、これを勉強すれば大丈夫だ、という気持ちになれなかったものですから…
あとは勉強時間の確保でした。やはり独学の間は勉強時間自体も足りていなかったらしく、今度は計画的にすすめなければなりません。送られてきた教材の中から、受講ガイドと試験の戦略について書かれた本を参考にして、計画を立てました。


>>独学で失敗した私が合格した通信講座

勉強するための時間活用術<夜>

やはり勉強時間を増やすことから始めなければなりませんでした。
とはいえ、週末はともかく、平日は今のままでは時間を増やすことはできません。朝は苦手だし、夜はすでに勉強が習慣になっている。電車はいつも満員でテキストを開く余裕はないし、お昼休みは会社の人にランチに誘われることが多いから勉強できそうにない。どこで増やせばいいだろう…

まずは、仕事を早く終わらせて帰ることを考えました。いつもだらだら残業になってしまうので、それをやめれば、その時間で勉強ができるはずです。
会社で信頼している先輩の彩さんに時間活用の話を聞いたことがあるのを思い出しました。
仕事は、①重要で緊急のもの、②重要だが緊急ではないもの、③重要ではないが緊急のもの、④重要ではなく緊急でもないもの、4つの種類に分けられるという話。本来は、②に時間をかけるべきなのに、多くの人は①と③に追われているということでした。

事務や雑用の多いわたしは、指示された順番のままで処理して、緊急といわれたときだけ順番を入れ替えていました。まずはこの部分を改善しようと、自分の仕事の中でも、頭を使う仕事や時間がかかる仕事を優先して朝から取り掛かるようにしました。時間の決められたルーティンワークを除いて、急ぎでないものは後に回して、できるだけ途中で話しかけられないように、真剣に仕事をしているというオーラを出して。頭を使う必要がある、時間のかかる仕事が終わってしまえば、その他の小さな仕事をこなしていくだけです。次の日でも良いものは、次の日にまわしました。

これだけのことで、定時に帰れる日が増えました。私の仕事は正確さだけが求められていて、早ければ早いほど良いという内容ですから、残業を減らしても誰に迷惑をかけることもなく、効率がアップしてむしろ良い結果となりました。
それから、お昼休みの時間が無駄なように思えてきました。行政書士に合格したら会社は辞めるつもりでしたから、おしゃべりばかりしていられません。だから、食事をすませた後は、早めにデスクに戻って仕事をしました。
残念ながらというべきなのか、仕事の効率が上がったので上司にほめられましたが、だからといって重要な仕事を任されるわけではなく、少し雑用が増えただけでした。やはり、ずっとこの会社にいても仕方がないと思わされました。
18時半ころ職場を出て、急いで家に帰ります。家についたらまず90分勉強。それから食事をしながら一休みして、22時すぎくらいからまた90分勉強。お酒は外食のとき以外はやめました。
この習慣が定着すると、夜の時間帯だけで、1時間くらいは勉強時間が増えました。

勉強するための時間活用術<朝>

次は朝。やっぱり朝も勉強時間を作らないと…と思うようになりました。独学の時には考えませんでしが、通信講座なら進捗状況が分かるので、どうしても勉強時間を増やしたくなります。良い効果ですね。

私はもともと朝が弱くて、目覚ましがなってもなかなか起きられません。でも、朝の勉強時間も確保したい。受大学験のときには、朝型が良いと言われて実行していました。でいないはずはありません。

はじめに、朝5時に起きる練習をしてみました。起きたらテレビもつけず、とにかく机に向かってテキストを開きます。眠くてもまずは勉強しようとしてみることから。どうしても目が開かないときはシャワーを浴びました。はじめはボーっとしているけれど、字を追っていると頭が働くようになっていきました。
朝早いと、自然と夜は眠くなるので、夜の勉強が終わるとすぐにぐっすり眠ることができました。

これで朝の勉強時間を90分確保しました。夜の90分2セットと合わせて、平日4.5時間の勉強時間です。それまでは1日なんてあっという間で、勉強する時間なんてないと思っていたけれど、やる気になればこんなにたくさんの時間が生まれるんです。

朝の時間については、最初は自宅での勉強を習慣にしたのですが、そのうちに会社の近くのドトールで勉強することが多くなりました。理由は、早い時間は電車がすいていて、移動時間でもテキストを読めることに気づいたのと、家でやるより緊張感があること、会社に行くぎりぎりまで勉強できることです。

ちなみに、週末も同じ時刻に起きるように心がけました。せっかくの習慣が、週末ごとに乱されるのは良くないと思ったのと、週末だからと朝寝してしまうと、結局勉強時間が減ってしまうから。
ただ週末だけは、どうしても眠ければ少し昼寝もしました。もちろん、夜はいつもと同じくらいの時間に寝るようにして。一度自分のルールを決めてしまえば守るのは簡単で、逆にそれ以外の時間は自由という考えになります。

行政書士の勉強をしているということは、そんなに多くの人に話したわけではありませんが、それでも、「そこまでして…」という人もいました。確かに私自身、独学で勉強していたときには、ここまで時間を割くようになるとは思っていませんでした。
でも、絶対に合格したかった。人生にはメリハリが必要なんだと思います。だらだら過ごしていた日々だって、もちろん楽しかったんです。でもこの時は、行政書士になりたいという気持ちが強かったので、自分の時間が勉強一色になっても苦になりませんでした。

効果的な勉強法とは

私の場合、決めるのは苦手だけれど、順を追って調べたり、一度決めたことをやりきったりする力はあったみたいです。勉強時間の管理もかなり細かくできました。

勉強法についても同じで、私が利用したフォーサイトではカリキュラムの他に勉強法も紹介していたから、自分の時間と組み合わせて考えてみました。
すると、勉強は私の中で4つのパートに分かれました。
学ぶ、覚える、確かめる、過去問、の4つです。

行政書士の試験は、60%得点すれば合格できます(かつ各科目60%以上の得点が必要です)。
フォーサイトによると、要点をまとめた基本的な知識だけでも60%を狙えるということでした。だから、たくさんの難しい例題を解く勉強法はムダなこと。
独学だとどうしても問題集をたくさん解くことばかりに目が行ってしまいます。私の場合はそれで失敗していましたので、今度はフォーサイトを信じて手元にある教材を徹底的に頭に入れていくことにしました。フォーサイト以外の教材は使わないことにしました。当然のことながら、フォーサイトの教材は、フォーサイトのカリキュラムとセットになっているので、順番どおりに進めれば良いし、進捗状況もわかります。

フォーサイトの教材には、テキスト、DVDとCD(講義が収録されたもの)、過去問対策、がありました。そのほかに、確認テスト。
テキストは要点が凝縮されたもので、そんなに厚くありません。独学で必要になる分量とはもちろん、他社のものに比べても薄いと書いてありました。

資格試験で大事なのは合格することです。行政書士として専門家になるのは、そのあとで良い。だから、勉強法全体にいえることだけれど、試験で60%取れるだけの知識と解答力があれば良いんです。というよりも、それこそが大事。フォーサイトの教材は、数ヶ月かけて勉強することを考えると、少なく見えるくらいでした。でも、独学のときと違って、そこに書かれていることは全て重要だと思え、密度が違うと感じました。

私が考える勉強法で重要なことは、こつこつと、完璧に、着実に、システマティックに進めていくことです。そして、できる限り時間を有効に使うこと。この部分は、勉強法の基礎となるので、自分でやらなければいけません。フォーサイトがやってくれたのは、的確にどの勉強をどのタイミングで行えば良いのかという指示でした。


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効果的な勉強法①学ぶ

勉強法をパート分けすることに意味はないかもしれませんが、私はそれが上手くいったと思っているので、紹介します。
その一つ目は「学ぶ」です。

私は、知らないことを始めて見聞きすることを「学ぶ」と呼んでいます。
私は行政書士の勉強を始めた時には、科目についてほとんど何も知りませんでした。独学の後で通信講座を始めた時にも、講義のDVDを見るのは初めてでした。なので、今回の行政書士の勉強では、講義のDVDを見ることが最初の「学ぶ」に当たりました。
DVDはテキストとリンクしているので、人によってはテキストを先に読むかもしれません。どちらでも良いのですが、新しい知識に触れることです。

「学ぶ」時は、とても集中力が高いのではないかと思います。興味や好奇の気持ちで取り組みますから。その場合の勉強法は、メモをとったり、テキストに印をつけたり、初めて聴く言葉を口に出して言ってみたり、というのが効果的でした。黙って聞いているよりも、より深く入り込むことができます。法律用語は、ほとんどが普段接することのないものばかりなので、聞いているだけでは耳を素通りしてしまいます。

もう一つ、「学ぶ」時に重要なのは、静かな場所でやること。ノートの真っ白なページを開けて身構えてDVDを受講しました。テレビはつけないし、音楽もかけない。DVD に登場する先生とわたしの二人きりの状態をつくって、頭も目も耳も、全てモニターに集中させるのをルールにしていました。

これは私だけではないと思いますが、同じものを何度も見るのは嫌いな人が多いでしょう。同じ本を何度も読んだり、同じ番組を何度も見たり、同じ場所に何度も行ったりすると、面白さを感じなくなってきます。普通は新しいものほど興味がひかれやすいですよね。
「学ぶ」も同じことで、“はじめて”というのは一度きりです。二度目は少し飽きますよね。だから、とりあえず一回見るか、という気持ちで見てしまわないように気をつけました。できることなら、一回で全ての知識を吸収するつもりで見ていました。
もちろん、一度見ただけで行政書士試験の内容を覚えるのは不可能です。好き嫌いに関係なく、繰り返し見て読んで勉強することになります。だから、これはあくまでも精神論の話かもしれません。でも、どんな場合も、とりあえず、という気持ちを持たずに真剣に取り組みたいと思っていました。

会社を辞めずに勉強しようと決めたとき、自分の時間が犠牲になるのはわかっていました。だからこそ、できるだけ集中したいと思っていました。勉強しようと思って時間をとったら、しっかり勉強しなければなりません。そうでなければ、行政書士になんてなれないだろう、3度目の挑戦にして、ようやくそこまで考えることができるようになりました。

効果的な勉強法②覚える

「学ぶ」の次は「覚える」です。
「学んだこと」は忘れます。でも、覚えたことは忘れません。つまり、忘れないように頭にしまうという作業が「覚える」ということでしょう。

「覚える」時の勉強法は単純です。繰り返すというだけ。
一度見たDVDをもう一度見る、一度やった部分のテキストを再度読む、覚えられない法律用語をノートに書く。どれもはっきり言って退屈な勉強ですよね。しかも疲れます。私にとっては、最も脳を使ったという疲労感を味わう作業でした。行政書士の勉強は法律を覚えるのが中心だから、正確な解釈が求められますし、解釈以前の基礎知識を詰め込まなくてはなりません。

「学ぶ」のに比べて、一度やった部分を繰り返すのは難しいことでした。話の大半は頭に入っているから、もうわかったよという気分になってしまうし、一回目に見て面白いと感じた話も繰り返しているとつまらなくなります。新鮮な気持ちで見ることはできませんし、そもそも行政書士の知識は、すごく愉快というものではありませんから。でも、覚えられていなければ、覚えるまできちんとやるしかありません。

私は、気に入った長編小説は間をあけて2度読むようにしています。一度目はストーリーが気になって、先を知りたいという気持ちですいすい読んでしまいます。でも、二回目に読み直してみると、前半にクライマックスにつながるヒントが出ていたり、何かの導入があったりするし、細かい表現の美しさに気づくこともあります。結末を知っているだけに、詳細な部分に神経が行き届くようになるんです。

これを「覚える」勉強法に当てはめて考えると、一度目には見落とした部分や覚えきれなかった部分を探す作業として見ることができます。つまり、違った角度から見るということです。すると、一度見たものでも面白くなります。うる覚えだった箇所が鮮明になり、もやもやしていたものがなくなっていって、だんだんと、晴れ晴れしい気持ちになっていく感覚があります。

「覚える」時は、積極的に五感を使うように心がけました。これもフォーサイトから学んだことのひとつです。音楽を聴きながら勉強したり、自宅だけでなく、カフェやファミレスでと場所を変えたり、テキストを音読したり、自分で音読したテープを聴いたりしました。テープから聞こえる自分の声は、他人の声に聞こえました。フォーサイトの教材では、DVDを見たり、CDを聞いたり、テキストを読んだり、同じ箇所の繰り返しでも、シチュエーションや方法を変えることで、より記憶に定着するようになります。

いつも、これってなんだっけとか、ここで先生笑うんだよなとか、何でもいいから考えながらやるようにしました。すると、「覚える」作業をしながら、考えていることに対する答え合わせができて楽しくなります。

そして最終的には、どんな工夫をしても飽きてしまうときがきます。それが、その箇所を「覚えた」ということです。全ての内容がそのようになったら、ほぼ完成と言えるのかもしれません。

効果的な勉強法③確かめる

続いてのパートは「確かめる」です。
これには、「覚えたこと」が本当に覚えられているか確かめることと、その覚えたことを長期記憶として定着させる2つの目的があります。

「確かめる」ためには、もっぱら問題を解きます。フォーサイトの教材で言えば、確認テストの部分です。私の場合はそれ以外に、自分で覚えられない用語の暗記カードのようなものを作っていました。行政書士の知識は覚えることが多いから、確かめないと自分でも順調に勉強が進んでいるのかどうかわからなくなってしまうんです。

「確かめる」作業自体は簡単なことです。頭に入っているものを出すだけだから、すぐにできますし、できなかったらすぐにわかります。頭に入れるよりもはるかに単純で、その分体力も使いませんし、緊張感もありません。だから、長時間耐えられる勉強でもあります。問題を解くのは楽しいし、「覚える」作業は長時間の集中力を保つのが本当に大変ですからね。

最初に書いた2つの目的のうち、覚えたことを長期記憶として定着させる、というのは、正解することができればとりあえずOKと考えました。だから、それ以上の体力は奪われません。

問題はもうひとつの、本当に覚えられているか確認することです。
本当に覚えられているか確認した結果、覚えていたならそれで良いのですが、覚えられていなかったら、そこから「覚える」作業をしなくてはなりません。覚えていなかったということを発見したら、その場で解決しなければなりません。比較的楽な勉強である問題を解くということから一転して、「覚える」作業に戻らなければなりませんから、体力を使うことになります。でも、「確認する」作業の中で、もっとも重要なのはこの部分だと思います。覚えないわけにいきませんから。

もう一つ、当たり前のことだけれど、正解すればよいというものではありません。あてずっぽうで正解したものについては、覚える作業に戻ります。ここで自分を甘やかすと、結局は勉強が進まないことになります。「確認する」ことは、問題を解いた後が本番です。行政書士試験に出るような法律知識は、適当に覚えていたのでは役に立ちません。

「学ぶ」「覚える」「確認する」「覚える」「確認する」「覚える」「確認する」…。この繰り返しを、納得できるまで何度も行うことになります。繰り返すたびに、「覚える」ことがだんだんと減っていって、「確認」が、本来の意味である単なる「確認」に変わっていきます。
問題を解くのは、脳にとってはアウトプットです。それまでのインプットの勉強と逆の方向なので、ある意味脳を休ませることにもなると、私は考えていました。だから、ちょっとした空き時間を使って確認テストをやってみることもありました。でも、間違った箇所については、きちんと覚えるために、後で時間を設定して、神経を集中させて取り組みました。

勉強の環境としては、「覚える」作業と同様にいろんなシチュエーションでやってみました。問題を解くだけなら時間も場所もわりと自由になりますから。いつも机に向かっているのが勉強だと思い込んでしまっていたら、もしからしたらこれだけの時間数の勉強はできなかったかもしれません。五感を使って勉強することを教えてくれたフォーサイトのおかげでもあります。

効果的な勉強法④過去問

行政書士試験の勉強法の最後は、「過去問」で締めくくります。
「学ぶ」「覚える」「確かめる」は、3つでセットのものでした。でも、「過去問」は独立しています。独立しているんですが、「過去問」自体の中に、「確かめる」→「学ぶ」→「覚える」が含まれてもいます。だから締めくくりという言葉を使ってしまったけれど、まとめですね。私の場合、全体の勉強量の半分以上を占めるのが「過去問」でした。

行政書士試験対策では、過去問は完全にできるようにならなくてはいけません。その理由は二つあって、ひとつは、似たような問題が毎年出題されるからで、もうひとつは、問題の解き方をマスターしなければならないからです。
過去問が完璧にできるようになれば、かなり合格に近づいていると言えます。

過去問を解くときは、はじめのうち、その答えを出した根拠も書き出していきましょう。これはフォーサイトから伝授されたことです。時間がかかっても、記憶をしっかり確認することができるから、それで力がつくといいます。

「過去問」にはすごく苦労しました。まず、問題を読むだけで時間がかかります。文章自体を理解して、問題の意図を読み解かなければなりません。それがけっこう大変で、かなり高い集中力をもって取り組まないと、文章の意味が全く頭に入ってきません。

「過去問」に取り組む前にも必死で勉強したけれど、試験問題を解くという段階は全く新しい行為です。変な話、知識があっても間違えることだってあります。何度も繰り返して、慣れていかなければ解けません。行政書士の試験が難しい理由のひとつは、この問題の形にもあると思います。知識だけではなく、解答力が求められるようになっていますから。

フォーサイトの教材では、「過去問」についても専用のテキストとDVDがありました。だから、安心して取り組むことができます。ここまでには勉強が進んで、それなりに努力してきたはずなのに、「過去問」にぶつかってみると難しくて、自信をなくしかけました。でも、それは私だけではないと思い直し、過去問も繰り返し勉強しました。

「過去問」を解くときは、テレビも音楽も消して、注意深く行うようにしました。試験と同じような状況をつくって練習するのが良いと思えたからです。とにかく、集中力、注意力、神経を研ぎ澄ませて取り組む時間になるはずです。もちろん、それ以前に知識が不足しているなら解けませんから、何度も戻って「覚える」作業をします。中途半端な知識では、行政書士試験をパスすることはできないんです。

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